▪️ノコギリクワガタ
prosopocoilus inclinatus inclinatus

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日本国 新潟県 (下越地域)
WILD

ギネスサイズ:
野外77mm
飼育73.7mm
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▪️2015年6月中旬〜 採集

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今年も捕まえてきましたよノコギリクワガタ。
溢れ出るプロトタイプ感。
もう説明はいらないよね。ノコですノコ。

ノコと言えば地域によって呼び方が違う、
大歯・小歯で呼び方が違うと言いますが、
子供の頃を思い出しても「ノコ」とか「ノコギリ」しか呼んだことないよーな。
「水牛」は聞いたことがある気もするけど、神奈川では普通に「ノコ」だったと思います。
(ていうか富山のチンボノコギリってなんだよ…。長いよ。言いづらいでしょ。)

そしてTHE普通種。
コクワと違って見つけて嬉しい普通種ですが。
新潟ではミヤマクワガタの次に普通種かな?
ミヤマがある程度標高をあげないと採れないのに対してノコギリは低地によくいます。
昼のルッキング、夜の樹液・街灯下と昼夜かまわず採れますし、(しかも樹種をあまり選ばない)
バナナトラップにもライトトラップにもよく飛来します。

濃く生息している場所には、本当にノコギリばっかっていう場所もあって、
以前に行ったノコギリ特濃産地で有名な伊豆大島では、
1本のヤシャブシの木に20〜30匹ついてたなんてこともありました。セミの木状態です。

今年は街灯下も樹液もライトトラップもバナナトラップもやりましたけど、
発生初期に採るなら街灯下ですね。樹液に集まって来るのは1〜2週遅い感じ。

あとどの種類でもそうかもしれないですけど、
樹液やルッキングで採るとあんまり雌雄偏らないのに、
ライトトラップや街灯下で採ると物凄い♀余りになるんですよね。
♂15♀47なんてトリプルスコアの時期もありました。
樹液だとメイトガードしていることが多いのもありますけど、
♂は♀より集光性、飛翔性が低いのかな???

以下参考画像。
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ルッキング採集。ヤシャブシの木に集まる♂
【2011年9月8日 東京都 伊豆大島】

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樹液に来た大歯♂【2013年8月26日 新潟県】

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ライトトラップに飛来した中歯♂【2015年7月24日 新潟県】

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バナナトラップ。
メイトガード中の大歯ペア。【2015年7月30日 新潟県】


という感じで今年も多くのノコギリクワガタを観察できました。

採集に行きたくなってしまった方。
今からでも遅くありませんよ〜。
特に伊豆大島の個体は不思議なことに8月中旬〜に最盛期を迎えるので、
9月いっぱいは十分採れます。今年はシルバーウィークもありますしね。


…ということで大型個体だけ飼育分にキープ( ̄ー ̄ )

▪️2015年6月中旬〜 個体紹介 種親選定

個体紹介。歯型変化など。
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35mm。小歯。顎ずれ。

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46mm。中歯。厳密に言うと小中歯くらい??

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53mm。大歯。大歯よりの中歯ともいえるかも。
新潟だと55mm近くなると大歯かなぁ?

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58mm。今季一番真っ赤だった個体。マッカチン。
「マッカチン」って今通じないよね。RED BODYのことです。



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60mm。60mmにしては歯がギザギザ。
60mm越えると結構大型です。

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66mm。今季最大。
新潟の下越で65mmUPとるのって相当難しいと思います。
ミヤマ換算で70mmUP位だと思うんだよなぁ。

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♀。


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ということで今季の種親は66mmに決定。
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やっぱり大型になると体も太いし、

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顎も太い。

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内歯も先端よりに集まってきて、

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ナイス湾曲。

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やっぱりノコはこのカーブだよねぇ。

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最後にもう一発ナイス湾曲!捻れも最高です。

ちなみに超大型個体の価値が気になって調べたところ、
ヤフーオークションの落札相場で70mmUPだと大体2〜3万円、
もうちょっと大きくなると72mmUPで3〜5万円ついてますね。

2013年8月に北海道産73.8mmが382,000円ですって。恐ろしや。


▪️2015年7月18日 産卵セット

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セット内容はコバエシャッター中に古くなった川口商会のAPOマットをバリカタ。
♂66mm♀32mm♀30mmで同居。

ノコギリなんで産めばすぐにケース底に卵が確認できると思います。