▪️ホペイオオクワガタ(中国ホペイ)
Dorcus hopei

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中国 福建省 建(…ラベルが読めねぇ「口編の中に品+瓦」)、ミンゼイ

CBF4
♂76mm
♀45.3mm【2015年6月羽化】
(親サイズ76.3mm×48mm)

ギネスサイズ:
野外78mm
飼育82.7mm

▪️2015年9月 成虫ペア入手

中国ホペイ。
2001年〜2002年頃、インターネット見始めた時はメチャンコ流行ってた気がします。
思い出補正もあるかもしれませんが、当時は国産オオより流行ってたんじゃないかなぁ…。
ホペイ専門のショップとか、HPタイトル名にホペイを入れたページがいっぱいあったり。

その後、「阿古谷、阿古谷!」〜「極太極太!」〜「色目!色目!」〜「YGYG!」
って感じで今はほとんど国産が主流でホペイはマニアが細々とっていうイメージ。
(ちなみに恥ずかしながら5年位前までアコヤだと思ってました。アコタニですアコタニ。)

産地や血統も豊富で、
バイフン!ウーイー!ウーピン!、(これくらいしか知りません↓)
H8!SL!古福建!幻福建!とか、
呪文みたいな用語が飛び交うコアな世界だと今でも勝手に思ってます。
(なんで詳細産地は現地読みするのにフジェンっていう人は少ないんでしょう…)

昔何度か飼育していたことがあって、
11年前に森田プラチナ(北峰)で75mm、
7年前にSL(建欧)で74mm。
黒虫そんなに好きじゃないのもあって、
大したサイズも、大した型も出したことないんですけど、
何故か時々やりたくなるんですよね。オニギリのおかか的な。
今回新潟のOZさんで顎幅7mmUPの個体が展示されてたのを見て、もう一回やってみようかな〜と。

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ちなみにOZさんとこにあったホペイ。ゴツい!

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ということでヤフオクで安くてゴツいのをチョイス。
福建省ナントカ産の76mmペア。
本当は高くても良い個体を時間かけて選んで買った方がいいんでしょうけどね。
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ゴツゴツしててスタイルは良いとは言えないんですけど、
無骨な感じが良かったのでポチり。

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ホペイのポイントである「内歯の重なり」は悪いんですが、ゴツいのが好きなのでOK。
(WILDで綺麗な重なりしてる個体なんて見たことないですけど)

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眼上突起はホペイらしく突っ張ってます。
個人的に横から見た時の、大顎先端、内歯、眼上突起の三段山が好きです。

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裏側。六角形の顎。
綺麗なカーブも好きですけど、ゴリゴリも一興(しつこいかな?)

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たぶんホペイとかアンテやってる人の9割9分は、
無理やり顎閉じてみたりすると思うんです。

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♀。
肩が〜とか言うけど、実際こんなん国産と混ざったらワカらんでしょ。

▪️2015年10月1日 産卵セット

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コバエシャッター中サイズに、
100円均一(ダイソー)に売ってたオガクズを埋め込みに使って、
「コチラ200円ですけどよろしいでしょうかぁ〜?」の産卵木2本。同居。
(ダイソーの200円産卵木は吟味すれば結構使えます。100円の薪みたいなやつは×。)

今年の6月羽化なので明らかに早掛けなんですけど、
産卵数少なくてもいいし、(ホペイも国オオも羽化後3~4ヶ月くらいでも少なくていいなら産みます)
最悪そのままセットで越冬してもらうイメージです。

▪️2016年5月21日 割り出し

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材からあぶれた幼虫が底に見えたらでいいや〜なんて思ってたら7ヶ月も経ってました…。

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産卵木はパサパサなんですけど、縦横無尽に食痕。

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食痕のライン数と幼虫の数が合わないながらも(汗)、幼虫ゲット。

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もう1本開けるとなんと成虫が…
…と思ったら仲良く洞を作って隠れていた成虫ペア。+幼虫。

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結果は11頭。
冬の間もゼリーは時々交換していたんですけど、親が栄養補給に食べちゃったんでしょうねぇ。
お手本になるような飼育ではありませんがジャスト飼育分。

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…やっぱりコレやっちゃいますよね。

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採れた幼虫は月夜野エレメント800ccへ。
7年前は70mm前後で纏まっちゃいましたけど、今どんな感じなのかっていうテスト的な意味合いも含めて。
超大型を目指すとかではなくて、この個体はこうだな〜なんて見比べてみたいユルユル飼育です。

(…どなたか良いラインくれたら超超真面目にやりますのでクレクレ(⌒-⌒; ))