▪️センパーオオヒラタカナブン
Agestrata semperi

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フィリピン ボアク マリンディグ山

WILD
♂48mm(5.5g)
♀51mm(6.5g)

ギネスサイズ:
野外58mm
飼育??mm

▪️2016年5月 成虫ペア購入

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センパーオオヒラタカナブン。
リュウキュウツヤハナムグリみたいな色合いが綺麗ですよね。

フィリピン産の綺麗なブンブンなんですが、

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デカイんです。

最大体長で6cm弱。下手なウガンよりデカイ。

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おでこに指4本入るか入らないかの生え際後退族でも、センパーなら入るかも…。
オオヒラタカナブンの仲間はタイやインドネシアにも生息していますが、
このセンパーさん、本属最大種でございます。

ちなみにチョイレアなボアク島(旧マリンドック)産。
つまりはマリンドッケオオヒラタカナブン。




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ちなみに♀はもっとデカいです。
リムジン的な長さ。

いままでの画像でわかった方もいるかもしれませんが、

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腹節なんか見なくとも触覚で雌雄判別ラクショーでございます。

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アンティェーナがデカイのが♂。

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港野鳥公園にいそうなのが♀。

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一応♂の裏。
触覚が特徴的すぎるので腹節や前脛節なんか見る必要ないですね。
足の付け根の風切羽?もゴツくてかっこいい。

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そして素晴らしい体色。現地ではGreenGoldと呼ばれています。

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標本等を見ていると(ちなみに標本価値はとても低いですが生き虫は滅多に来ません)、
赤系、緑系があるみたいですね。
固定できたらおもしろそーかなぁ。

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固定の前にまずはブリードなんですけど、
たまたま知り合いに他の島の個体をブリードしたことがある方がいまして、
「産卵はカブトマットで普通にするけど幼虫が育たない」とか。


ググっても産卵までは見るけど羽化させたっていうのは聞かない…。
羽化までになんか一癖あるんでしょうね〜。
卵クッソでかいっていうのも見てみたいな〜。



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てことでホイ。
現地で撮られた貴重な本種の蛹の画像。
勿体ぶらずに公開するのでどなたか是非是非参考にして頂いて、採ったF1ペア下さい。

繊維質の生木というか木質化した茎というかに喰い入って変態する模様です。
バゴン!だがバダン!だか忘れましたけど、マンゴーチックな木のようです。
材入れるか、リアルに代用するならサトウキビの太くなっちゃったヤツとかいーかもしれないですね。
尚、「この蛹変色してるじゃん死んでるよ。」「死んでねーよ知らねーのか日本人、蛹ってのは動かねーんだよ。」的な押し問答があったとかなかあったとか。


幼虫はどの段階で繊維質を求め出すのか、
そもそもカブトマットに産むのがバグなのか…。
ちなみに現地の標本商さんの情報だと成虫はアボカドの葉を食べるそうな…。
これについては半信半疑。

めっちゃゼリー食いますもん。
まぁ「ゼリー食う=葉喰いじゃない」は成り立たない訳ですけども。
でも3週間位アボカドの葉だけを与えて生かしているらしいのでホントかもしれない…。
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この容器で成虫網取りした奴が3週間生きるってことはやっぱ葉っぱ食べてるのかな…。

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話逸れますけど、
海外の、しかも離島の標本商さんがスカイプID持ってる凄い時代。

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奈良オオクワセンターさんから貰った図鑑(おもくそLISさんの図鑑のコピーだけど)だそうです。
(ニャラオゥ=奈良オオの理解に数秒かかりました。)
遡ると昔々、60年程前に日本の蝶屋さんが標本商としての仕事を彼のお父さんに教えてくれたんだとか。
以来ファミリーの仕事となって、時には奈良オオ、時にはヨーロッパへ輸出。(勿論正規です)

「◯◯のワールドギネスを某社に◯◯万ペソで売ったよ〜」的な昔話だったり、
この採集用具は◯◯さんに貰ったんだと、高名な蝶屋さんや甲虫屋さんの名前。
改めて我々は先人の切り拓いた土壌の上に立っているんだなぁとしみじみ&感謝感謝。
特に戦後間もない時代にフィリピンの離島の開拓なんて蝶屋さん半端ないなぁ、と。

話は逸れましたけど、
はるばる海外からやってきた野外品の虫が時には数百円でショップに並ぶ時代。
色々噛み締めてブリードしたいなぁと。

▪️2016年5月15日 産卵セット

ボトルネックがややわかってきたところですが、
まずは幼虫取らないとということで、

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カブトマットでもいいらしいんですけど、腐葉土使いました。
HRNさんのカブトマットと腐葉土混ぜ混ぜからの大正義22.5Lコンテナ。
底5センチ固詰め、上ふんわり。マットは加水。

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今回逃すと次はいつ日本のショップに入荷するのかわからないので、
これは是非採りたい( ̄  ̄)

▪️2016年5月20日 割り出し

ゼー↑ロー↓ orz
全部フンワリで再セット。

▪️2016年5月28日 割り出し(2回目)

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伝え聞いた通り大きかったので、小石が出てきたかと思いました。

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孵化直前MAX値のマレーコーカサスの卵(右)との比較。
センパーの卵は産卵からあまり時間が経っていない楕円形の状態でこのデカさ。
こりゃ膨らんだらBB弾どころじゃないですね…。

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結果は2個と潰れたのが1個。
ブンブンなんで産んだら孵るでしょとタカをくくっておりますけど内心ヒヤヒヤ。

親虫はまだまだ元気なのでこのペースで産卵続けて欲しいですね、