▪️2015年6月10日 採卵(2回目)

なんだかんだでブリードしているシロヘリ。
♂42mm(3.7g)×♀39mm(3.0g)の至って普通のノーマルペア。

しかも産地不明。
強いて言うならアフリカ産。

…どーすんだコレ(⌒-⌒; )

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なんて思いつつ2度目の割り出しを実施。
結果は35個で前回の46個と併せて81個と嬉しい?80オーバー(´Д` )

▪️2016年4月17日 雌雄判別
 
時は流れて孵化後10ヶ月位。 
この時期位に雌雄判別して♂♀を別々にしておかないと 、
放置してしまったら最後、餌も食べずにいつの間にか繁殖してしまうんですよね(´Д` ) 

判別方法はウガンデンシス等の大型ハナムグリと一緒です。
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これは♂。

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♀。ウガン等と違ってポチの色は茶色。
シロヘリは毛の色とほとんど一緒の色のポチなのが曲者ですが、
3齢ならルーペは不要です。 (若者ならね…フフフ)

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一応、わからない人のために。
擦れて千切れた毛とは埋没具合で判断がつくので、
怪しかったらヘラクレスの判別みたいに、
角度つけながら凹凸を見てみて下さい。
 
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基本的に冬場に充分に加温していても1年1化。(ハッキリ言って無駄に長いっす)
変態時期はこんな感じでマット上に上がって蛹化する個体もチラホラ。 

集団飼育の何が怖いかっていうと、
ゆるやかに減っていく共食いの恐怖よりも、
羽化不全の恐怖なんですよね。

もともと薄くて弱い蛹室で羽化が上手くない上に、
お互いの繭玉をガンガン壊していきますから、
蛹室の作り直しをすると体力無くなっちゃって不全しちゃう。

そこまで共食いしないからって過密にしていると最後の最後で集団不全で泣きをみるっていう。
1400ccボトルに3頭位が適正数かと思います。

▪️2016年4月18日 今期第1号羽化〜
 
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今年もこの時期がやってまいりました。
個別に飼育している方がスムーズに変態できるからか羽化が早め。

▪️2016年7月4日 羽化ラッシュ〜

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ポロポロ羽化ラッシュを迎えています。

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幼虫時の雌雄判別も100%で大満足。(n=30位)
ほぼ無事に羽化してくれました。

個人的には微粒子の湿ったマットで繭玉作らせて、蛹時に少しハッチしておくのがベスト管理な気がします。
このあたりの中型ブンブンが一番不全しやすいと思っているので、
シロヘリといえども舐めてかからない方がいいかと。

ただボコスカ増える虫なので、
大量飼育して綺麗に羽化したやつを使えばいいだけなんですけどね。

▪️2016年8月 完全撤退

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幼虫時に何故か売れていった十数頭以外は全部ブリして孵しましたけど、ほぼ個体差無し。

好きな人が見れば違うのかもしれませんけど、
日本人が外国人をみて(外国人が日本人を見て)皆一緒に見えるように、
門外漢の私には個体差の楽しみはアンマリ…(⌒-⌒; )

個体そのものはシンプルに綺麗ではあるんですけど、
ニジイロやウガンに比べると(特にノーマル×ノーマルでやった場合)
サイズ・色彩変異・フォーム(イレギュラー系個体含めて)の幅が狭いんですよね。


とはいえ飼育も簡単で入手しやすく、増えやすいですし、
THE外国産っていう見た目はブンブン入門には持ってこい。
また、色虫の中では比較的綺麗な状態を保ち続けることが可能なので、
乾燥目にしてタコ飼いするとテラリウムにも向いているかと思います。



オマケで入っていなかったらまず再度やることは無かったと思うので、 
楽しまさせていただいたことに感謝感謝で円満完全撤退(⌒-⌒; ) 

また10年後位に懐かしみながら楽しんでみようかな〜