▪️ツヤハダクワガタ
Ceruchus lignarius lignarius

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日本国 栃木県 日光市 中宮祠
WILD(2015年10月11日採集品)

♂♀♀

ギネスサイズ:
野外22mm
飼育??mm

▪️2016年2月20日 成虫入手

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ツヤハダクワガタ。
KUWATA大宮で入手しました。

「ツヤ肌」って書くと美容美肌的な何かを感じますが、個人的には結構グロい印象。

パッと見、ゴミムシとかクロツヤムシですもんね(⌒-⌒; )
欧州や北米にも分布しているとのことで、(=大陸移動前からいるってことだそうです)
日本のクワガタの中では最も原始的なクワガタとのこと。

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顎とか見るとプレデタービートルっぽくてカッコイイのですが、


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コイツら豆粒なんですよね。

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サイズとか体重とかもデータ取ろうと思いましたが諦めました笑
見えにくいですが前胸腹板突起が無いのも本種の特徴で、
この特徴も原始的なクワガタとされる一因なんだとか。
(『小学館の学習百貨図鑑49 クワガタムシ 著 山口進』)


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やけに飛ぶな〜っていうのは個人的な感想。
隙あらば羽開こうとヒクヒクしてるみたいな。

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♀も「しもぶくれ」。
♀だけ見ると同じ高山系のルリクワガタっぽいかも。


高山系クワガタということで継続的な累代飼育は国内最難関の部類。
そういえば小さい頃に読んだ図鑑でも「涼しい地域じゃないと飼育できません」的なコトが書いてあったっけ。

ルックスと難易度も相まって、(私は基本的にシンプルにカッコイイのが好きです。)
この辺のクワガタを飼育することはないだろうな〜なんて思ってたんですが、
赤枯れ材とセットで売られていたので話のネタにでもやってみようかなぁという不純な動機で購入。
値段は失念しましたが1500円だったか、3000円だったか。

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セットでついてた赤枯れ材。
乾燥させて1年以上経ってるから多種の混入は無いとのことでした。
(「幼虫出てきたー」で ぬか喜びしたくないので一応確認)
 
購入直後に採集者のレジェンドブリーダーの方が偶々いらっしゃって、
色々お話を聞くことができたんですが、
「夏までは低温で寝かせて、活動後も低温でブリード」とのこと。

…「寝かせる」とか一番苦手なんですよね(^^A)
状態を保ちながら忘れずに管理するっていうのは、数抱えてると一番厳しい。

とりあえず写真撮ったらなんとなく満足してしまって、
購入時の120ccプリンカップのまま(濡れティッシュのみ)、
ブリードルームで一番低い15度前後のところへ。

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たぶんもっと大胆に温度の低いところで良かったんでしょうし、
床材も入れて、容器も外気温の影響を受けにくい、少し大きなものにした方がいいと思います。
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▪️2016年4月19日 産卵セット

ふと思い返して、生存確認してみるとまだ生きていました。
「このままだと放置してカラッカラにしてまう」と思ったので、
産卵セットのまま寝かせればいーじゃんということで急遽セット組み。

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コバエシャッターの小サイズに水没させて陰干しした赤枯れ材を微粒子目のカブトマットで埋め込み。
成虫は野外で何食ってるかわかってないそうですが、(なんじゃそりゃ)
なんか入れとかないと私が落ち着かないので昆虫ゼリーIN。

温度は19〜22℃で管理。


▪️2016年11月12日 割り出し

その後ず〜っと放置しておりましたが、
野外での発生時期の秋も終わりましたので答え合わせの割り出し。
正直、途中コバエ湧きまくりだったりの状態を見ていたのもあり、
全く期待しておりませんでした。

ケースをひっくり返して赤枯れ材をマットから引き剥がすと、

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おわっ。

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いるじゃん!
ツノヒョウタンの時もそうでしたけど、
自分の守備範囲外というか、新しいトコロでブリード成功すると感動も一入。

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ほぼ赤枯れ材の中からで、残りは赤枯れ材の喰いカスとカブトマットが混ざった部分から。
赤枯れ材そのものはコバエの影響をさほど受けずに適度な硬さを保っていました。

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全て割り出してしまうとリスクがあると判断し、
一部の材は材飼育状態にするためにそのままに。
それでも25頭は採れましたので、材の中含めて30頭は産んでくれたと思います(⌒-⌒; )

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ほとんど大きくなっていましたが、結構幅があり初齢幼虫もいました。
親虫は跡形もなく消滅。

そして初齢が本当に小さい(´Д` )
疲れ目眼球クラッシャーです。
コバエの幼虫かと思ったら頭オレンジじゃんみたいな。

キクロやネブトで小さい小さい言っていた私ですが、
更に0.5回り小さいです(1回りだと無くなっちゃいますから0.5ね。)

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急遽フードプロセッサーで割り出し後の赤枯れ材から赤枯れマットを作成。

リスクヘッジと赤枯れのカサ増しのため、

①:100%赤枯れ材粉砕マット
②:①とHRNドルクスさんのライトマットLv2を2:3の割合で混ぜたもの
③:①とHRNドルクスさんのライトマットLv2を1:4の割合で混ぜたもの
④:セット時の赤枯れ材をそのまんま材飼育(まわりはカブトマットで埋め込み)

の4パターンに分けて各パターン6頭ずつ飼育することに。
冬の方が飼育部屋の温度が上がりやすいのでブリードルームの床に直置き。

とりあえずここまでの自己採点は二重丸。
まずは無事に羽化してほしい…。
ただF2まで回したいなぁと思うと、
温度パターンもリスクヘッジで複数パターン用意した方がいいかもとモヤモヤ。

好きな虫ばっかやるのもいいですが、
こういう一風変わったスパイス的な虫がいるとより楽しいかもですね(⌒-⌒; )