▪️ノコギリタテヅノカブト(ポルテリータテヅノカブト)
Golofa porteri

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産地:ベネズエラ アラグア
累代:CB
状態:初齢幼虫5頭
購入価格:頂き物ですm(_ _)m

ギネスサイズ:
野外110mm
飼育106.8mm
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■2015年8月2日 幼虫入手

J-WORLDさんに遊びに行った際に、
初齢幼虫5頭をお土産で頂いちゃいましたm(_ _)m

ご存知ゴロファ最大種の本種。
古くはコロンビア産、その後はベネズエラ産と継続的に入荷しておりましたが、
次第にWILD入荷が途絶え飼育者が少なくなってきていました。

2014年。
東京の有名ショップさんから販売された飼育品がプレミア価格にも関わらず即完売。
ここから火がつき飼育品の成虫ペアで7万円〜9万円というバブル状態へ。

2010年頃によく見かけていた時期はオークション価格でペア3,000円でしたので、
ビッダーズ終了後以降参加していなかったオークションに参加する為、
ヤフオクをやり始めた際、一番驚いたのはポルテリの値段だったっけ。
(2017年現在はWILD入荷も少数ながらあり、価格もこなれてきております。)

自分の飼育歴を振り返った時、
そういえばゴロファってあんまやったことないな〜ということで、
(実はゴロファ全般になんとなくコガネムシっぽいイメージを抱いていてあんまり興味なかったんですね。)
やるなら最大種のポルテリでしょっ的な種類でもあった本種。
幼虫期間は長いそうですが挑戦して見たいと思います٩( ᐛ )و

■2016年1月31日 3齢幼虫

マット交換。
3齢幼虫になっていました。

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よく見るとゴロファの幼虫の腹部も、
アトラスやコーカサスなどのカルコソマ属と同様、
光沢を持つんですね〜。

■2017年1月4日 蛹確認

頂いてから1年半、久しぶりにケースをのぞいて見ると…、

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エイリアン!
成虫を見るとよく羽化できるよな〜って位置の胸角の縦角具合ですが、
蛹の時はうつむく姿勢をとることで前方に伸ばしているんですね。

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真っ直ぐ伸びてくれました。

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4200ccタッパーケース(パンやさん)での飼育で、
半年に1回位の交換サイクルだったので、
あまりサイズは期待していなかったのですが思ったより大型で満足。


今回はタッパーケースで最後まで飼育してしまいましたが、
ゴロファは3齢幼虫後期にもれなくワンダリング=徘徊しますので、1匹は幼虫飼育時にケースに穴を開け逃げ出し、玄関でカラカラに↓
幼虫飼育はケース天井まで空間をあけるか(幼虫は立ち上がるのでかなりの余裕を持った方がいいです。)、齧られない硬度のあるケースがいいですね。


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もう1オス蛹がいましたが、蛹室が狭く角が潰れており、
なんともイリーガルな香りのする外見に( ´Д`)

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オスは人口蛹室へ。羽化が楽しみですね(^ ^)

もう1匹は既に成虫になっていましたが羽化不全で★になっておりました。
1匹はメスで幼虫をしておりますのでペアが出来ることに期待ですね。

■2017年2月25日 羽化確認

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無事に羽化してくれたようです。
羽化すると縦角になっている不思議。

■2017年3月12日 撮影

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いや〜カッコいいです。
サイズは98mmと、100mmの大台には届きませんでしたがそこそこの大型です。

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飼育経験が長くなってくると、
「初○○」っていう感動も少なくなって薄れてきてしまいがちですが、
ポルテリの感動、とっておいて良かったなぁ、と。

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「ノコギリ」

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「タテヅノ」

名は体を表す良い和名です。
体にも厚みがあって、毛深い体毛もボリューム感を出してます。

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前から見ても真っ直ぐ。
ある程度の弾力はありますが、ちょっとぶつけたら折れてしまいそうな繊細な胸角。
『BE-KUWA10号(むし社)』での田中さんの採集記でも、
この胸角が厄介で、日本へ完品で持ち帰ることは困難だとありますね。

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前足が非常に長く、この前足で闘争するっていうのは子供向け図鑑にも書いてあり、
全国の昆虫少年の間ではあまりにも有名な話。

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実際 撮影していると、中脚と後脚で上体を持ち上げ、

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カメラに対して威嚇し、前脚を振り回してくる位に凶暴です。

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符節の1節1節が長い( ̄  ̄)
足先の密集した毛が歯ブラシのよう。

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裏。超毛深いですね。

■2017年5月13日 ♀羽化確認

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メスも遅れましたが無事に羽化。
ゴロファ全般、現地ではオスの個体数が圧倒的に多いそうですが、
国内入荷当初はこのオスと似つかないメスの外見も、その雌雄比に拍車をかけていたんだとか。

■2017年5月24日 別系♀入手 ペアリング失敗

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オスが即ブリ状態になったので、別系同産地CBF1の♀55mmを購入。

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偶然か知りませんが、前脚を上手く使ってメスを誘っていました。

が、

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かなり抵抗され上手く交尾ができず、振られて飛び立つという結果に(笑)

■2017年6月2日 ペアリング成功

図鑑を読み直していて気付いたのですが、
現地では標高2000mを超える竹林にいるんですよね。『世界のクワガタ・カブトムシ飼育大図鑑(世界文化社)』 
竹に掴まってるんだからペアリングも細枝の方が良いよな〜

ってことで、

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枝状部分でペアリングさせたところ、無事に成功٩( ᐛ )و

この後ヘラクレスなど色んな種類で試しましたが、ゴロファに限らず、ペアリングの土台はかまぼこ状や平面状より、
枝状部分に抱きつかせた方がペアリング成功率が高いことに気付きました。

木材に釘でくの字の壁を打ってメスが逃げないように追い込んだり、スプーンの腹でメスを押さえつけてたのがアホらしくなりました。
自分の中では結構大発見。ありがとうポルテリ。

ペアリング後に産卵セットへ投入。
セット内容は22.5リットルコンテナにカブトマット。


■2017年7月2日 割り出し

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結果は51個。
ゴロファはチョビチョビではなくドカッと産むよ〜との事前情報通り。
ここから42頭孵化しましたので孵化率もまあまあでしたね。

■2017年7月〜 幼虫飼育

手元に6ペア程残して幼虫飼育中。
100mmUP狙いたいですね٩( ᐛ )و