▪️ヘラクレスエクアトリアヌス
Dynastes hercules ecuatrianus

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産地:エクアドル イスラアナコンダ
累代:WF1
状態:初齢幼虫6頭
購入価格:頂き物ですm(_ _)m

ギネスサイズ:
野外165mm
飼育162.6mm
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■2015年12月29日 幼虫入手

J-WORLDさんの忘年会で幼虫で頂きましたm(_ _)m
非常に高価なエクアトリアヌスのWF1、ホントいつもいつもすいません。

本種は約10年ぶりの飼育でございます。
また改めてブリードしたかったんですが、
ブログ再開時には飼育品ペアでも4万円〜8万円と高価になってしまい、
丁度尻込みしていたところでした。
(aucfun調べでは、2012年頃から上がりだしたみたいです【〜2010:5000円〜1万円、2012:1〜2万円、2013年:3~4万円、2014年:4〜8万円】)

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こちらは以前飼育していた140.5mmの♂。
黒点も少なくお尻の小さな美形個体でした。

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(成文堂新光社出版の『カブトムシ・クワガタムシ スーパーカタログ』の中表紙にも使われた個体です。【d++さん撮影】)

2006年に♂単品で17,000円。
今の値段から考えると安いと思うかもしれませんが、
当時エクアは流通の多い普通種だったので、ビッダーズでかなり競った上での高額落札でした。
(ちなみに当時の出品者さんは現在もヤフオクで上翅の綺麗なエクアを出品し続けてます。)

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エクアの価格変遷って結構面白くて、
飼育を始めた世代によって高い虫、安い虫と認識がかなり違うと思います。
→ちょっと昔の資料を引っ張り出して調べてみました。

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こちらは入荷初期。
奈良オオの1999年4月(外国産解禁前)リストでペア30万円。
手持ちのリストで確認できる限りは奈良オオクワセンターでの初入荷と思われます。
今では非常に珍しいコロンビア産ラベルのエクアトリアヌス。
エクアトリアヌスだから高価というよりは、
1998年のリッキーが35万円ですので当時はヘラクレス全般が高価だったようです。


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翌年の2000年5月の同社リスト。ペルー産でペア5~6万円程。

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更に翌年の2001年2月には国名以下の詳細ラベル付き個体が入荷。

…っつーか、シワバネクワガタC品300円のインパクトが凄すぎぃ。
シワバネが安かったのは割と有名な話ですが、(A品でも数千円)
今年買われた方で知らなかった方がいましたら、ちょっと嫌なもの見せちゃったかも。

まぁ虫の世界ではよくある話なので買い手が納得してたらいいんです、ハイ。

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2001年の6月。ペルー・イキトス ラベルが登場。
エクアといえばエクアドルのミサワジと並ぶ馴染み深い産地だと思います。

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2002年。2万円から4万円弱。
ここから奈良オオさんのリストからはしばらく姿を消します。

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変わって当時エクアドルなどの南米便でイケイケ昇り竜だったランバージャックさんへ。(2002年10月)

WILD入荷が途絶えたのはいつ頃だろう、2004〜2005位にはもうWILDは見なかった気がします。

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当時のリストを見るだけでも結構面白いと思いませんか?٩( ᐛ )و
(勿論価格が全てではなく、初入荷時の手探り感、時代時代の変遷という意味で)

高いと思うか、安いと思うかは人それぞれ。
個人的に値段より気になるのは、
「特徴の出たしっかりとした個体しか販売されてないこと」の方が興味深いかな。(少なくともWILD♂の時点では)

奈良オオさんのリストでも、
・現地キャッチャーや標本商を100%信頼せずに自社での同定をしていること、
・怪しい個体は入荷しても販売せずに手元で処分、
・同定ミスがあった際には謝罪広告にて返金を申し出るなど、
手探りの時代ながらも精一杯の誠意が読み取れます。(他にも色々ありましたけどね)

特にエクアトリアヌスは集積地の問題など昔から交雑の話題が絶えない種類。
どこまで拘るかは、結局はブリーダー次第なんですが、
周りはともかく自分自身で怪しいと思いながら飼育するのも悲しい話。
(個人的には本気で拘るなら自己採集以外信じられないと思います。誰を信頼し、どこで妥協するかですね。)

標高差でリッキーとの棲み分けをおこなっている本種ですが、
「リッキーとの交雑が100%無い」とされるイスラアナコンダ産。

とても良いプレゼントを頂きました。
改めてJINさんありがとうございます。

■2016年12月1日 ♀羽化

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メスの羽化を確認。
(画像の蛹も12/5に羽化)

■2017年1月17日 ♂羽化

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メチャクチャ小型になってしまいましたが無事に羽化。
もう1♂大型の幼虫がいたのですが途中で☆に…(T ^ T)

■2017年1月27日 ♂撮影

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60mmという極小サイズになってしまいましたが、

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小楯板等、バッチシ特徴出てくれてます。

■2017年3月12日 小型♂ペアリング

流石小型個体、後食も早い。
この♂を使用するつもりは無かったのですが、1♀に交尾させてみました。

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こういうデカ女系のAVありますよね

交尾時間は長めの48分。
体重推移は♂10.1g→9.8g、♀の17.5g→18.0g。

交尾後はコンテナでの産卵セットへ。

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参考までに今回交尾に使用した♀64mm。

■2017年5月3日 他血統♂入手

小さい♂で4♀全部に掛けるのもな〜ってことで、
同産地別血統の♂を入手しました。

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♂151mm。

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胸角突起の位置、頭角突起。
使用済個体ですが、出元はフィールドガーデンさん、特徴のよく出た良形個体です。

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小楯板。

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上翅会合部の毛と胸部の稜線。

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昔飼育していた個体に勝るスタイルの良さで大満足٩( ᐛ )و

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懐かしのカット。かっちょいい。

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余談ですがケースに貼られていたラベルを捨て忘れて嫁に見つかり、
ちょっとした修羅場になりかけました٩( ᐛ )و

こっ、この値段で買ったわけじゃないから(震え声)」で難なきを得る私。


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早速♀63mmとの交尾に使用し、
(体重推移は♂33.7g→33.2g、♀17.8g→18.2g)

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22.5Lコンテナでの産卵セットへ。


■2017年5月24日 交尾(3♀目)

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3♀目とも交尾。
この♂はいつも交尾がスムースでとても助かりましたd( ̄  ̄)

■2017年5月〜 幼虫飼育

忙しくて採卵をこまめにできなかったこともあり、
各♀から40程度の採卵となりました。

採れた幼虫はHRNさんのカブトマットで管理。

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幼虫の画像が無かったので、画像は10/21に割り出しをした際の画像。

時間をあけて色々なステージの幼虫を飼育しているので羽化ズレは大丈夫そうです。
ヘラクレスの亜種としては大型亜種ですので目標は155mmUP、
んでもって数打った中から綺麗な上翅の個体が出てきてくれればと思います٩( ᐛ )و