■ヒラタクワガタ(ギザ無し血統)
Dorcus titanus pilifer

IMG_5131

産地:日本国 新潟県 阿賀野市
累代:F3
状態:成虫ペア ♂56mm【2015年12月19日羽化】♀32mm【2015年10月10日羽化】
購入価格:3,000円

レコードサイズ:
野外75.4mm
飼育86.3mm
------------------------

■2016年4月17日 成虫ペア入手

HRNさんにて購入。

IMG_5131
♂56mm。
ヒラタクワガタですがただのヒラタクワガタじゃないんですね。

IMG_5130
第一内歯を除いて内歯のギザギザが消失してるんです。

IMG_5128
ただ内歯のギザギザが無いだけなんですけどスンゴイ違和感。

IMG_5133
HRNの店長さん自ら採集したWILD個体からの累代で、
WILDの時点で消失気味だった個体を累代飼育によって、
安定してギザ無しが出る様になったんだとか。 

この個体は阿賀野川水系の個体ですが、
よく採集に行く◯川水系でも時折内歯のギザギザが弱い個体が散見されます。(勿論擦れではなく)

新潟県はギザ無し型の多産地と思われますが、
月刊むし350号の短報でも兵庫県産の採集個体が紹介されており、
ネットで軽く検索をかけても福岡県を始め、採集事例自体は全国様々な地域である様です。
聞いた話ですけどパラワンでもあるらしいです。


IMG_5129
メッチャ貫通力高そうな顎。
何より血統として固定されているのが凄いです。

IMG_5135
横。

IMG_5138
♀32mm。♀だけ見てもわかんないですね。

■2016年4月19日 産卵セット

IMG_5162
コバエシャッター中サイズに材2本をカブトマットで埋め込み。

■2016年6月12日 自己採集ギザ無しの話

2016年も頻度は少ないながらもヒラタ採集。
河川敷に仕掛けたバナナトラップを見に行ったところ、

IMG_2224
木の根元に仕掛けたトラップの裏から特大オスがコンニチワ。

やっベ!デッケェー!
やっベ!デッケェー!
やっベ!デッケェー!

ってな感じで摘み上げると、


IMG_5972

なんとギザが無い。
大顎先端や第一内歯の擦れからスレスレの越冬個体と思われますが、
これはスレとか関係無しに文句無しに消失してます。
ここまで消失しているのは初めて採りました。

IMG_5973
自己ギネス59.5mm。
メッチャでかい。
「いやいや大してデカくねーから」って思うかもしれないですが、

7577e21d
こちらは2015年の採集時に集めたデータ。
新潟県のヒラタクワガタって小さいので、
だいたい30~40mmで40mm超えてたら割と大型、
59.5mmメッチャでかいって話。

IMG_5971
同じ木の根元で1♂2♀を採集。
後日、この♂の遺伝子を確実に使ってブリードしたく、
2015年WILD同産地から採れたF1飼育品♀を
J-WORLDのジンさんに送り返してもらいましたm(._.)m 
こちらのペアについてはHRNさん購入系の本カテゴリとは別記事にしたいと思います。
「自分でも採ったぞー」言いたかっただけでございます。ええ。

■2018年4月26日 成虫ペア購入

IMG_0917
HRNさんにて成虫ペアを購入。
2016年に購入したペアはメス殺しにあって産卵セットコケました…orz

IMG_0915
♂54mm。
F3世代でもほぼ固定できていた様ですが、
F4世代では完全固定だそうです。

IMG_0916
♀35.5mm。

IMG_0918
前回の反省からキチンと顎縛ってペアリング。

■2018年4月28日 産卵セット

IMG_0972
コバエシャッター中サイズで材2本。
カブトマットで埋め込み。
以上、爆産期待でございます。

---

私のブログポリシーとして記事にした時の見応えを意識して、
1サイクル位回してから纏めて記事にすることが多いんですけど、

今回の記事って久しぶりに

買いました! 
採りました!
買いました!

なんですよね。 
またコケそうな予感がビンビンです。
…まぁ失敗しても成功するまで買い足すだけなんですけどね( ◠‿◠ )