■ヒョウタンクワガタ
Nigidionus parryi

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産地:台湾 台中県 和平郷 大雪山
累代:CB(8代目)
状態:成虫ペア×2 ♂32mm、♂31mm、♀32mm、♀31mm

レコードサイズ:
野外??mm
飼育??mm
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■2018年5月6日 成虫入手

HRNさんのGW店頭セールにて購入。

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マイナー種で市場にはあまり出回りませんが、ご存知 肉食系クワガタ最大種。
チビクワガタをデッカくした様なクワガタです。

欲しいと思った時に手に入る虫じゃないので、
売ってたら絶対買うのにな〜ってブリーダーは多いはず。
ツノヒョウタンクワガタのブリードが面白かったので、
ひと回りもふた回りもデカイ、怪物肉食クワガタに挑戦することに( ◠‿◠ )


ヒョウタンクワガタ、マニア心をくすぐるポイントが盛りだくさんでございます

・外見での雌雄判別ができない
・肉食性
・亜社会性(コロニーで子育てをする)
・成虫で発音器官を持つ(コミュニケーションをとる)
・飼育に癖がある
・あまり市場に出回らない
・クソでかい(チビクワやマメクワの感覚的に)

ただ、成虫での雌雄判別については難しいながらも可能です。

私も最初にお店で見た時は全く判らず( ͡° ͜ʖ ͡°)
自分で判別つかないと買いたくないな〜ってことで、
帰宅後に色々書籍を参考にしたり、ネットでお勉強。

次の来店時にわかりやすく特徴が出ているペアをわざわざ複数用意してくれていて
あーでもない、こーでもない言いながらでやっとわかる様に。

HRNさん曰く「全体見ると一瞬でわかる」とのこと。
20年以上も同一系統で累代しているそうで、ヒョウタンに関してはプロ中のプロですね。


↓が2ペア購入させてもらった個体。雌雄判別できるかな?
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読者の皆様はオスメスわかりましたでしょうか…。
正解は①から順に♂♀♂♀。

オスメス同サイズの2ペアが手に入りましたので、
マクロレンズで撮影して色々気付いた点など下記にまとめて見ました。
(「雰囲気」って言葉メチャクチャ便利で私も良く使うんですけど、なるべく誰にでもわかる様に)

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まず大図鑑にも記載のある眼縁突起の形状では正直判断つかないと思います。
ツノヒョウタンでも同部分で見分けをしますが、
ツノヒョウタンと同様に中間的な個体がいるのと、
ヒョウタンクワガタの場合は性差というより個体差の様で、
眼縁突起で判断するのは不可能に近いと思います。
内歯の丸みでの判別も同様に思います。少なくとも私には全く判らず。

次にエリトラ条溝内の点刻の形状、
これも大図鑑で「メスは横棒の点刻」とされていますが、
会合部沿いや上側を見ても全くわかりません。
側縁部(赤い楕円部)を見ることをお勧めします。
オスは側縁部分から末端に行くに従って点状に近くなっていきます。
ココが一番わかりやすいですが、肉眼だと相当厳しいです。ルーペ必須。

あとは上翅の点刻の長さや腹部の長さ、
同サイズだとメスの方が傾向としてどちらも長いです。
これが一番昔から言われてる特徴ですかね。(『昆虫フィールド19号』(2001)より)
「たまたま同じサイズの複数匹を揃えられた場合」は有効かと思います。

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次に横。
顎が長くて反りが強い方がオスです。
小型個体やサイズ差があって比較対象が無い場合はコレも厳しい。

ということで、上記特徴を総合的に判断する感じです。
同サイズの拡大比較画像なので簡単に思えるかもしれませんが、
サイズもまばらな1匹をヒョイッと渡されて判別しろ言われたら結構迷うかも。


■2018年5月7日 産卵セット

巣穴を掘ってコロニーを作るということで、

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蛹室観察キットを使用することに。

関西ショップ巡りに行った時に購入。
ショップに入って何も買わないで出るのは失礼かなってスタンスなので、
初めて行ったショップではいつもゼリーやらプラケやら産卵木やらフィルターやら2000〜3000円分探すんですが、
本当に何にも買うモン無い店があって購入したんだよなぁ…。2年越しでやっと役に立ったぜ。


この容器、意外に容量があって3.5L入ります。

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マットはホダ系のホムセンマットに、
(途中で若齢時の割り出し、マット交換ができないので敢えてのチョイス。コバエ絶対沸かさないマン。)

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同種の幼虫飼育に使用したマットをブレンド。(幼虫飼育ボトルで羽化した状態での販売でしたので)
バクテリアがどうのこうのって話ならカッコいいんですけど、
ホムセンホダ木マットが思ったより粒子が粗かったのでブレンドしました。

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餌はベトナムヒラタ幼虫と昆虫ゼリー。

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こんな感じ。

この飼育容器を使ってのヒョウタン飼育、
ルカヌスワールド33号に載っててやってみたかったんですよね^ ^

ちなみにHRNさんでも過去にやられたそうですけど、
光を嫌うそうで横からトンネルがほとんど見えなかったそうな笑
→上手く遮光して観察する時だけ捲る感じで行こうと思います。

話が脱線しますが、
ルカヌスワールド33号のヒョウタンクワガタ飼育記、
1日4回、各15分程 飼育下での生態を一年半も観察という超神記事です。暇人と言わないで。
ヒョウタンに挑戦する方は読んでおいて損は無いと思います。

こういう変態記事があるからクワガタ関係の本全部揃えちゃうんですよね。
今やネットの時代ですが、近年各ブリーダーさんのHPが消えまくった結果、
細切れのブログだったり、SEO対策で検索上位にくるだけの薄っぺらいまとめ記事だったりで、
ネットで調べても全然情報が集まんないですよね。
おそらく一番ネットに飼育情報が溢れていた時代はHP全盛期の2007前後位。
ブリーダーさん各々の飼育技術って今の方が格段に高いんですけど、
ネット上の情報って逆に退化してるのがとても悲しい。(昔は昔で取捨選択の必要はありましたが)
「◯◯飼育記」で検索して3−4ページ目の検索結果まで夜通し目を通すなんて当たり前だったけど、
今1ページ目で終わっちゃうもんね。
それでもまだ残っている有用WEBページも多いので今度オススメ紹介でもしようかな…。

いかん、超脱線。要は本読んで勉強するのも大事ですよって話でした。
(冒頭の判別法然り、実践や経験には敵いませんけどね)



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目標は爆産させて↑ヒョウタンでこんな感じの画像を撮りたいですね。
(また脱線するけど、ヒョウタン調べるとツノヒョウタンの記事ばっか引っかかるのも勘弁してくり)

まずは幼虫が採れなきゃ始まらないんですが、
HRNさんのところでは羽化後7年目を迎えた個体もいたそうな。
ってことで今年ダメでも来年再来年…と気長にブリードできます。

おそらくクワガタムシ界最長寿の虫。
なんなのこの化け物虫。

成虫で祖父ー父ー子を並べるのはできるそうなので、
親子4代成虫並べに挑戦するのも面白そうですね( ◠‿◠ )

あ〜こんな意気込んでると産卵でコケそうな匂いがプンプンするぜ
ってことで終了です。