2014年から飼育しているアクティオンゾウカブト。最終回。

■2017年2月 最大個体羽化

前回の142.3gの蛹ですが、

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羽化してみるとビックリ121mmでした。(前胸ガチ詰めでの頭角を下げた最大値)
その前に偶々同じ蛹体重だった142.3gの蛹が118mmで羽化してたので、
あんまり期待してなかったんですけど、横や厚みに逃げずにサイズに繋がったみたいです。

飼育はず〜っとパンケースからの最後だけ大プラケ。
後半2年は半年に一回マット交換。

これで今季はエレファス、マルス、アクティオンのメジャー3種全てで120mmUP。
長年育てた甲斐があったなぁ〜とシミジミ。

■2017年3〜4月 羽化ラッシュ

纏めて紹介。

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♂118mm。
今季No.2 タイのサイズ。胴長め。

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横。
3200ccクリアボトルでの羽化。
アクティオン、意外にスペースに優しいんですよね。

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♂111mm。
この個体、形が綺麗で結構好きです。米ナス。

小さい頃父親が作ってくれた、デッカい米ナスにそぼろ乗っけた料理が好きだったなぁ…
母親って体に気を使って味薄めになりがちだから、日曜日に父親が作ってくれる料理って子供受けいいですよね。


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この個体も3200ccクリアボトルでの羽化。

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♂111mm。

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アクティオンってどの角度から撮るか悩むんですよね。
個人的にはチョイと下から煽るのがオススメでございます。


■2017年8月 やっぱり出てきた

2014年からお付き合いしているアクティオン、
羽化ラッシュも終わって子育てに解放された主婦気分を味わってたんですが、
何やら棚の奥からクリアボトルが…。

開けてひっくり返してみると…

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あ〜、カビだらけの死体。
と思ったら、

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なんと元気いっぱいの個体でした。(キレイに拭いてあげました)
5月くらいに羽化した個体と思いますが、こんな体表カビだらけになっても生きてるのね、と。

正確な羽化日もわからなかったので親戚の子へ。
やっぱりシンプルにデカイとわかりやすくて反応も良いですね。
ちょっと面白かったのでご紹介でした。

■まとめ(アクティオンのススメ)

アクティオン、長い長いと言われますが、
クワガタメインで比較的低温の我が家でも2年半〜3年弱位で羽化します。オオカブトの部屋なのにね。

意外に思われるかもしれないですが、
ゾウカブトってマットの消費スペースそんなに早くないんですよね。
リッキーやブンブンの方がよっぽど早食い。
ということで3齢中期を過ぎたら、良質の餌持ちの良いマットなら半年に一回の交換で充分ですし、
パン屋さん4200ccや3200ccボトルで飼育スペースは十分という省スペース性。
そんな飼育でも120mmUPも目指せますし、今回110mmアンダーは出ていません。
(最終的に♂121mm、118mm、118mm、114mm、111mm、110mm、♀81mm、78mm、77mmでした)

まぁそれでも下手すると小動物より長い付き合いにはなりますし、
「ただ土の入ったケースを置いているだけ」と言われてしまうと返す言葉が無いんですが、
羽化した時の感動もそれだけ大きいです^ ^

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成虫買ってきて1匹乗せてもズッシリ感がすごいんですが、
自己ブリードして複数乗せるとそれまでの飼育期間の重みがズッシリ。
アクティオン本当にオススメですよ!




















…こんなこと言ってますけど、

実は2017年の秋に懲りずにまた成虫ペアを買いましてね、

年末の子供の誕生に合わせて採卵して、

子供と同じ誕生日のアクティオンを気長にブリードしようと思ったんですが、

「また3年かかるんかい」と思ったら…

な〜んだか、急に怖くなってきちゃいましてね。(稲川淳二風)


…プレ企画してぶん投げたっていう。



はい、そんな感じの覚悟を強いる虫です。
120mmUPも出たし、もう1サイクルで130UP目指すかって言ったらもうやんないですね。

アクティオン、マルス、エレファス、ギアスで瞬間最大3齢100頭以上同時に飼ってましたけど、
やっぱりオオカブトってクワガタに比べたらスペースとるもんね。
ただ世の中広くてゾウカブトだけで700頭以上やっている猛者もいるようです。

ということで〆です。
なんだかんだ言ってデカイって素晴らしいよ、うん。