前回のサイクルでは52mmが最大だったプラティオドン。
個人的に大好きで今めちゃくちゃハマってる種類の一つ。

現在並行して何ラインも飼育しているのですが、
今後プラティオドンについてはあまり時系列に拘らずに記事にしていこうと思います。
要はストーリー風ではなく次世代に向けての自分用飼育メモ。

■2サイクル目の話。正確には2.5サイクル目かな

■2017年12月〜 割り出し&投入

今回のプラティオドンは2017年12月に割り出しした個体群。
親♂は49mmを使用。

割り出し後にド初齢の幼虫を選んで1本目から1500ccボトルを使用。
(ド初齢だと即死んでボトルが無駄になるんじゃないかと思うとめっちゃ恐怖ですけどね。マットのコストバカ高いし。)
温度は18〜20°管理。
マットはホダやオガ原料からではなく、市販マットをベースにした自作マット。
(グランディスネブトの♀ギネスに使用したマットと同一です。)

■2018年5月〜6月 ボトル交換

♀幼虫が蛹化場所を探して、
ボトル側面に見えてくる段階で、
ボトルの外から雌雄判別をし、オスはもう一度1500cc or 2000ccへ交換。
つまり♂は1500cc→1500ccか、1500cc→2000ccの2本孵しで、♀は1500ccの1本孵し。

この交換の時期がド初齢投入後5ヶ月後位。
交換のタイミングが最大体重では無いと思われるが、
♂の最大で糞をした後に14.0gで(推定15g強と思われる)、
アベレージが13g位。

ここからまた2本目で半年位引っ張りたかったんですが、
エアコンの設定温度の変更や、故障などで25°以上の日が暫く続き、
即蛹化スイッチが入ってしまいました。

■2018年8月上旬 蛹化確認

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幼虫期間で8ヶ月無い位なので、また今回も50mm前後かなぁと思ったんですが、
意外と大きくなってました。掘った瞬間「デカっ」というより「太っ」って感じ。
(「バカヤロー」とは叫びませんでした。「あっ、カメラ取って貰っていい?」でした。)

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一発目に掘り出した蛹が蛹体重7.5gだったので期待値↑。
プラティオドンの蛹を真剣に量っている人間がどれだけいるかわかりませんが、
(ちなみに言うとプラティオドンめっちゃ蛹化〜羽化が上手い。弄くり回しても不全どころか羽もほとんど開かない。責任持たんけど。)

前回のサイクルでは
5.0gで50mm行くか行かないか、
5.5gで51.5mmが出てて
6.5gの52mmが最大だったんですね。(おそらくこの個体は太さに出てしまった。と思っていた笑。)

で、今回11本開けてみて、

7.8g
7.6g
7.6g
7.5g
7.4g
7.3g
7.3g
7.1g
7.0g
7.0g
6.8g

…割と良い感じ。
アベレージ7.3gのMAX7.8g。

■2018年8月下旬 羽化

まず、一発目は7.0gの蛹からの52mmでした。
ありゃりゃ、また蛹体重の割にはサイズに繋がらんかったなと。

その後続々と羽化してきて、
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まだ赤いですし、お辞儀して縮んでますが
(良い子のみんなは赤いうちに触っちゃダメですよ。フラッシュで余計赤く見えるのもありますけども。)
今のところ左から大きい順に、

53.5mm、(蛹7.5g)
53.5mm、(蛹7.3g)
52.0mm、(蛹7.0g)
51.0mm、(蛹体重未測定。繭開けたら羽化してた。)

とりあえず前サイクルのMAX52mmは更新。
50mmアンダーが出なそうなのも地味に嬉しい。

ちなみに
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ちょうど7.5gの蛹が羽化してる時に遭遇しまして、
この時点で軽くノギス差し出すと、

…顎閉じでも56mm超えてる。。。

めっちゃ期待したんですが、
単純に頭が伸びてハマってないだけでしたっていう(笑)
ショップさんでも「やばい今回55mm行くかもしんねぇっす」とか言っちゃったなぁ…はずかしい。

あと大型になると顎の湾曲も激しいので顎開きも顎閉じもあんまり変わんないですね。
もうちょっと縮むかもしれませんが、
52mmの個体が同じ位の羽化後期間で下げ止まっているので
最低でも53mmは下回らなそうです。

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2000ccブロー側面から見た様子。
55mm位ありそうと思ったんですけどボトルマジックでしたね(( _ _ ))

ちなみにメスは1500cc一本で30mm前後で30.3mmがMAXでした。
メスはあまり大きくできてない気がします。

蛹体重の割にサイズが出ない個体もいれば、
蛹体重の割にサイズがやけに伸びる個体もいるんじゃないかってことで、
このロットの残り8匹の蛹に期待ですね٩( 'ω' )و

まだ全て羽化してないのに反省点として思うことは、
次回はもうちょっと幼虫期間伸ばしたいなぁと。これだけ。

現レコード個体も幼虫期間1年以上、
前レコードに至っては15〜16ヶ月の幼虫期間だそうなので、
単純に今の環境でアクシデント起こさずに低温のまま引っ張れれば、
もう1~2mmは伸びると思うんですよね。(何事もなくが一番難しいのですが) 
どちらのレコードも幼虫購入での飼育なのでド初齢はそこまで拘らなくても良いかもしれない。


「8ヶ月で羽化だから引っ張れれば〜」という単純計算にはならないものですが、
「1本、2本孵しだから小さい」が当てにならないのと一緒ですね。
実は巧い具合に二度喰い三度喰いしてて、意外に3本使っても同サイズどころか、交換ショックで下回ったりするっていう。

今回のロットも収穫はありそうですね〜。

やっぱり成虫サイズは容器の大きさに依存するとは思うんですが、
1500cc→1500ccと【7.6g、7.6g、7.4g、7.1g、6.8g】
1500cc→2000ccでは【7.8g、7.5g、7.3g、7.3g、7.0g、7.0g】
あまり差は見られませんでした。
この辺が単純に容器サイズに比例する天井なのかもしれません。

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ちなみに60cc放置だと大体23mm前後、

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200cc放置だと35mm前後(MAXで42mm)でございました。

「おっ、42mmまあまあデカいじゃん」

と思って、
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50mmUPの大型個体達と並べるとやっぱ全然別物なんですよね。
ホントこれやる度に57mmどんだけバケモノやねんって思いますわ。

前回は50mm超えるか超えないで喜んでいたのだけれども、
人間やっぱり欲が出てくるもので、
55mm、見て見たいよなぁ( ͡° ͜ʖ ͡°)

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プラティオドン、面白いでっせ。
(成虫40ペア位いたけどやっと減ってきました↓)

分母が増えれば誰かが更新するはず٩( 'ω' )و