2015年に採集した新潟県産ヒラタクワガタ。
だいぶ放置してしまいましたが一旦纏め。

◾️2017年 春 WF1羽化個体紹介

2015年の採集個体は結局翌2016年の春から産み始めたので、
WF1♂の羽化は2017年になってしまいました。
んでその最大がコチラ。

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61mmがMAXでした。
餌はライトマットLv3を詰めた1500ccボトル1本孵し。
この個体はなんとか羽化しましたが、1500の1本孵しだと全く容量が足りず、
放置飼育だったので他は何頭か水没状態に…。

前回の記事を見返すと「60mmUPが見てみたい 」
とのことでしたのでとりあえず目標はクリアですがまだまだ小さいですね(^-^A)

新潟産(北部)は「でかくならない」と聞きますが最大何mmまで行くんでしょうか。
新潟南部では飼育なら70mmも出るそうですが如何に…。

◾️2016年6月12日 WILDギザ無しヒラタ採集 (時系列前後しますが)

HRNさんから購入したギザ無しヒラタの飼育記事でも紹介しましたが、

WILDのギザ無しヒラタを採集できました。

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オニグルミの木の根元に仕掛けたバナナトラップにて採集。
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♂59.5mm。
左顎先と両顎の最大内歯が欠けていますが、
小内歯については擦れて消失した訳では無さそうです。
元々小内歯の発達が弱い個体が採れるポイントですが、
ここまで内歯が消失している個体は初めて見ました。

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採集時 同じ木の根元に2メスいたのですが、
野外個体で他のオスと交尾済の可能性がある為、
こちらのメスはブリードには使用せず。

J-WORLDのJINさんに昨年送った同産地WILDからのWF1♀をわざわざバックして頂き、
未交尾の飼育品メスを使用することに。
JINさん、ありがとうございましたm(_ _)m


◾️2016年8月12日 産卵セット

ということで、
自己採集したWILD♂59.5mmと、

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WF1♀32mmでブリードすることに。
(ブリードが遅くなり、ボトルの蓋を齧って両顎が欠けてしまいました。)

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たくさん採れすぎても仕方ないかなぁと、
ケースは小プラケにマット固詰のみの簡易セット。
オスメス同居。

◾️2017年1月14日 割出し&再セット

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結果は幼虫7頭のみ。
流石に少なすぎなので今度は中プラケに材を2本入れて再セット。
埋め込みマットはライトマットのLv2を固詰め。

◾️2017年5月7日 割出し(2回目)

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産卵セットから4ヶ月。
ケース表層まで幼虫の食痕が出てきてしまってます。

ひっくり返すと…

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幼虫ドッサリ。

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結果は43頭。
中々「ちょうどいい数」って難しいものですね(^-^A)

採れた幼虫は月夜野きのこ園さんのエレメント800ccへ。

◾️2018年5月9日 二世代目(CBF1)羽化
 
幼虫割出しから丁度1年。
2017年の11月頃には羽化していたのですが、
時期柄低温でそのまま寝させていた為、
掘り出しがだいぶ遅くなってしまいました。

自力脱出してバリバリ容器を噛んでいたのでようやく掘り出し。

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♂2匹入れていたボトルを開けた状態。
800ccで無事に2頭共そこそこのサイズで羽化するもんですね。
マット飼育の1本孵しではオスメス問わず2000ccの単独投入でギリギリという感じですが、
菌床飼育だと低容量でも十分羽化する不思議。

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♂5頭。
サイズはどれも60mm弱。


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♀4頭。MAX36.5mmで、35mm前後。

で、肝心のギザギザはというと、

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①58mm。ギザ有り。
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②58mm。ギザ有り。

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③58mm〜??。ギザ有り。
この個体が一番大きくて種親に残そうとしてたんですが乾燥死&ラベルデータ紛失。

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④??mm(未計測)ギザ有り。

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⑤54mm(顎欠け)ギザ有り。

全部ギザ有り。

ということで、
2世代目では5♂全て通常の新潟産ギザ有りヒラタでした。

やっぱりそんな簡単には固定できないよなぁと思いつつも、
「ギザ有り」「ギザ無し」関係なしに普通に本土ヒラタとして累代継続。
もうこの時点でギザとかどうでもよくなってました。

◾️2018年6月6日 二世代目産卵セット
 
A品はヤフオクで売れたので、
残った54mmの顎欠けオスと36.5mmの♀で産卵セット。
 
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中プラケに産卵材2本、マット固詰め。

◾️2018年8月31日 割出し
 
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若干遅めの割出しですが、24頭の幼虫を確保。
採れた幼虫はMT1500cc、オリジナル菌糸800ccに投入。 

◾️2019年3月23日 3世代目(CBF2)羽化 確認

MT菌糸ボトルに投入した幼虫が羽化しているようなので、掘り出してみました。

「今回こそ65mm位行ったかな〜?」

って感じでギザの有り無しは頭から飛んでいて、
サイズにしか興味が無かったんですが、
いざ掘り出してみると…

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ギザ無いじゃん!

これはと思ってもう1本掘ってみると、

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もっと無いじゃん!

いや〜久しぶりに感動しました。
前はトレスノコの単為生殖に成功した時「久しぶりに感動した」って使いましたけど、
いやホント何年飼育してても心が動く瞬間ってありますよね。

自己採集からの子の世代(CBF1:WILD♂×WF1♀)では
ギザ無しの片鱗が全く見えなかったので、全く期待しておらず、
孫の世代で発現する可能性があることも忘れ相当ビックリしました。

メンデルの法則でよくよく考えると、
劣性遺伝(潜性遺伝)の場合は子供世代でヘテロ×ヘテロ、孫世代でホモになるので、
期待すべきはこの世代だったんですね。
ギザ無しはホワイトアイのような劣勢遺伝なのかも???

そう仮定するとギザ無し:ギザ有りが1:3の割合で
他の兄弟個体はギザがある個体もいるはず。
気になるところですが、
今回の掘り出しで羽化して間もない赤いオスが出てますので、
掘り出しは暫く延期することに。

◾️2019年4月20日 3世代目(CBF2)紹介

一ヶ月間掘り出したいのを待って、
もうみんな羽化して固まっている頃だろうということで一斉掘り出し。
順に紹介していきます、長いよ。

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①♂57mm。MT金1500cc1本孵し。
先日掘り出した時は赤かった個体です。

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僅かに先端寄りに左右3箇所痕跡がありますが、
ほとんど小内歯は消失してますね。
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②♂55mm。MT金1500cc1本孵し。
これも先日掘り出しの個体。

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左は僅かに1箇所、右も一箇所に見えますが3箇所ほどギザになりかけてるところがあります。
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ここから本日掘り出し。
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③♂57mm。MT金1500cc1本孵し。

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通常の本土ヒラタやに親世代に比べれば、
ギザは弱いっちゃ弱いけどギザ無しではありませんね。
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④♂54mm。800cc1本孵し。
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これも普通。
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⑤♂55mm。800cc1本孵し。

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この個体は左顎は消えかかっているように見えます。
発現はゼロイチではない感じですね。
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⑥♂54.5mm。800cc1本孵し。
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これも普通。
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⑦♂47mm。800cc1本孵し。

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消えてるっちゃ消えてるんですけど、
47mmとサイズが小さいので単純にギザギザ同士が繋がっちゃってる感じ。
関東の47mmではこうはならんだろうけど。
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⑧♂51mm。800cc1本孵し。
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最大内歯側寄りはちょっと兆候あるかなって感じ。
これも半無しって感じの個体です。
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⑨♂51mm。800cc1本孵し。
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こちらもサイズが小さいので微妙ですが、
ギザが緩やかで、
ギザが「付いて」いるというより、
刃溢れしてギザになっているような印象ですね。
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終了。
結局先月掘り出した2匹が偶々レベル高かったみたいですが、
他の個体もギザ無しの片鱗はありそうですね。
というか全体的にサイズが小さすぎる気が…。

全体の印象からもイチゼロって感じの発現の仕方ではなさそうです。
是非お暇な方はもっぺんCBF1世代の5♂をスクロールしてCBF2世代と比べてください。
同じギザ有りでも2世代目と3世代目でギザの出方が全然違うので。

と思ったけど、やっぱり見てもらいたいので纏めました。
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これが、

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こうなったと。


◾️2019年4月20日 HRNさんに見てもらってみた。

HRNさんでBE-KUWA購入ついでに、
個体を持ち込んで我が家のギザ無しを見てもらいました。
ちなみにHRNさんのギザ無しヒラタは新潟県阿賀野市産で阿賀野川水系、
私のギザ無しヒラタは新潟県S産の採集個体で荒川水系、全く別系統です。


「中々レベル高く固定化できる可能性は十分ある」とのことでした(^-^)
3年前に「自分もギザ無し採集したよん」と自己採集WILDギザ無しも見てもらっているので、3年越しに嬉しい飼育結果報告ができました。

HRNさんのHPにもありますが、
HRNさんのギザ無し血統は
・材採個体で同じ材から出てきたWILDのオスメスを使用。
・F1世代では普通にギザギザのある個体が出てきた。(我が家と一緒ですね)
・ひ孫(F3)の世代でほぼ完全固定で、F4で完全固定とのこと。(購入したF4からのF5は全てギザ無しでした。)
・メスは外見上わからない。

とのこと。
これは俄然やる気になってしまったので、
我が家も自己採からの完全固定めざしてブリード続けよう!と思うんですが、
難しいのはこっからなんですよね。

今CBF2が♂9匹、♀が7匹(たぶん)いるんですけど、
♂は①or②を種親に使用するとして、
♀のどれがギザ無し(ホモ結合)になってるかがわからない…
逆に一つ上の世代のCBF1は必ずヘテロだったはずなので、選別をして悩む必要がなかったんですね。
ちなみに私自身HRNさん血統のギザ無しメスと普通のメスを複数見比べましたが全くわかりませんでした。たぶんメスは判別不可能と思います。


複数匹セットして数打つしかないんですけど、
こんな感じの実験をニジイロでも複数パターンやっているので手が回るかどうか…
もっというと本土ヒラタは2018年にTwitterのフォロワーさんと一緒に採集した個体で飼育バトル(5名)もやってるっていう…

ちなみに3月にHRNさん血統のギザ無しヒラタのブログ記事を更新した際、
余品の問い合わせが私の方へ複数ありまして、
「購入元のHRNさんで売ってるかもですよ☆ミ」的な返答をしてたんですが、
今季は成虫販売の予定無いそうです。
実際に問い合わせが来ているそうですので、そういうことでご承知置き下さいm(_ _)m
ご迷惑おかけしました。
あっ、ちなみに私も成虫販売予定は無いです。今んとこ。


ということでだいぶ長い記事になってしまいましたがついてこれたでしょうか??
家系図にしてまとめるとこんな感じです。

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こういう楽しみがあるから「飼育」やめられないんですよねぇ。
ここまで既に3年掛かってますけど継続って大事だなぁと。
でも後で振り返る分にはあっという間でございます。

HRNさんのギザ無し血統を知らなかったら自分でも固定化しようとは思わなかっただろうし、
JINさんに飼育品メスバックして貰ってなかったらこうはいってないでしょうし。
色んな縁も感じます。

皆さんも面白い個体がいたら是非固定化めざしてみませんか(^-^)


ブログ的には「ギザ無し本土ヒラタ」と「自己採本土ヒラタ」でカテゴリ分けしてたのに、
結局どっちもギザ無しヒラタになってしまったという点だけが気掛かりですが。