2015年ブリードでは3本孵しでMAX85mmだったインドアンタエウス。
2016年ブリードのブータンアンテが2本孵しで割といい感じだったので
今回はインドアンテでも2本孵しで飼育してみました。

◾️2016年11月17日 産卵セット 

KUWATAにて購入した♀48mmと産卵セット。
中プラケに材2本、カブトマット固詰め。

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◾️2017年6月3日 割出し 

7ヶ月後の割出し(笑)
バッタバタしてたとはいえ、やっぱこの時期忙しかったんだなと…
幼虫は2齢後期〜3齢初期の状態でした。

◾️2018年5月〜 羽化個体紹介 

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①♂84mm
2017年  6月  3日 3齢♂ 月夜野エレメント800cc
2017年11月  8日 37.1g 月夜野エレメント1400cc
2018年  4月17日 蛹29.6g
2018年  5月15日頃 羽化84mm
3齢割出しだったんですけど、この個体がMAXでした。
纏めで後述しますけど、この♂含めて今回は前期より全体的にスタイル好みです。
他の血統とクロスした効果なのか、冬場の低温を利用した飼育温度による差異なのか。
スタイル変わると、同じ蛹体重でも羽化体長が変わってくるんですよね。

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②♂83mm
2017年  6月  3日 2齢♂ 月夜野エレメント800cc
2017年11月  8日 37.4g 月夜野エレメント1400cc
2018年  4月17日 蛹28.4g
2018年  5月下旬 羽化83mm
ちょっとショート気味かな??顎の張り出しがGood!

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③♂82.5mm
2017年  6月  3日 2齢♂ 月夜野エレメント800cc
2017年11月  8日 ??g 月夜野エレメント1400cc
2018年  4月17日 蛹??g
2018年  5月15日 羽化82.5mm
体表も綺麗でめちゃめちゃ好みな個体。

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④♂82mm
2017年  6月  3日 2齢♂ 月夜野エレメント800cc
2017年11月  8日 35.2g 月夜野エレメント1400cc
2018年  4月17日 蛹27.2g
2018年  5月  7日 羽化82mm

⑤♀
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今回50mmUPが複数出てくれました。
MAXは画像の51mm。
月夜野エレメント800ccでの1本孵し。
我が家はアンテの800cc1本孵しで50mm超えたこと無かったので、
管理温度帯が改善された為なのか、
もしかするとメスの1本孵しは3齢位になってから入れた方がいいかも。

◾️纏め
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・今回冬場の低温が羽化前の成熟期に来るようなタイミングで工夫したつもりなんですが、
3本孵し→2本孵しにしてもそこまでサイズダウンせず。
ですが、使用した餌、温度帯も違えば、別の血も入れてますし、
「2本孵しでもまあまあなサイズなら出るよ」って位の理解に留めた方がいいですね。
コレ、「3本使ったらもっと伸びた」とは行かないと思いますし。
・上図は同じサイズをピックアップして並べて比較してみた画像。
1サイクル目のMAXが85mm、2サイクル目のMAXが84mmなので、
MAXサイズの成績という意味ではダウンしてるんですが、
同サイズで並べてみると全体的にケツが縮んでスタイルは良くなった気がします。
これも温度なのか餌なのか血統なのか。
細かいデータを見て頂くとわかるんですけど、
蛹体重までは1サイクル目も2サイクル目もほとんど変わらないんですよね。
同じ蛹体重から羽化するサイズが1~2mm小さくなってる。
CBにするために入れた別血統メスが太い血統で太さや厚みに出ちゃったのかもですね。
・ただメスのアベレージは2~3mmでかくなってるので、入れ替えは正解だったかも。
・ブリードルームがガッツリ低温環境(通年18℃〜)になったのが2018年の夏以降なので、
今の低温環境でヒマラヤ系飼育したらどうなんのかな?っていう思いはあるんですけど、
インドシナ系中心にタイ、ベトナム、マレーに絞ってしまいました…。
・そういえばここ1〜2年でアンテの供給めっちゃ減りましたよね。クルビとかグランも減ってるけど。
ブータンとか85mmが3,000〜4,000円とかで買えましたけど、
2019年秋現在でヒマラヤ系で84〜85mmあれば10,000〜15,000円くらいしますもんね。  
ちっちゃいのは結構売ってるんですけどね。


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…あ、深夜なのでめっちゃ脱線していいすか?

飼育記と直接無い話なんですけど、
最近の市場動向を見るに
2014〜2015年前後の第3次クワガタプチブーム(勝手に私が呼んでるだけです)位から
飼育を始めたブリーダー層が2017〜2018位から大量に抜けてってるんですよね。
2004〜2005年でちょっと盛り上がった時に始めたブリーダーさん達が、
2007〜2008年位でドッと抜けた時と同じ状況が再来している気がします。

データではなく私の主観混じりなんですけど、
この趣味ってひと夏で飽きずに部屋作って結構ヘビーにハマった方でさえも、
2〜3年やると飽きて引退される方が多い訳で、
波があれば、それは必ず寄せては返していく訳です。
なんか1~2サイクル回すと一旦「わかった気」になっちゃうんですよね。
あと受験、就職、転勤のサイクルが3年前後なのもあるかも。
今ココを見ている人で「3年以上続いている人」、それは凄いことだと思います。


ブームの時は「行け行けドンドン」でいいんだけど、
虫に限らず、成熟した後のブーム終盤って、
価格が高いものと安いもので2極化していくんですよね。
売れなくなってくると高級路線化したり、売れ線に走ったり、薄利多売だったり。

その内 高価格帯も業界がシュリンクしていく過程で下がっていく訳ですけど、
まず真っ先に価格の裏付けに「レアリティ」しかない虫が下がってくる。
増えちゃえば裏付けが簡単に無くなってしまう訳で。
結局いつの時代もデカイが一番強い。


消費者もバカじゃないので、
暴騰→暴落を繰り返すうちに学習したり、
過度な煽りや売る側の都合の良い文句に騙されたり疲弊したりで、 
みんな簡単に飛び付かなくなって冷めてクールダウンしちゃう。
このクールダウンがトリガーになって、「レア層」が辞めちゃう。
この辺業界全体で学んだはずなんですけどね。「適度な空腹感で市場をコントロール」ってやっぱ難しいよね。
あとそもそもレア層って大抵長続きしないんですけどね。トラブルも多いし。

 
新規新規で裾野が拡大したり、
プレイヤーが代謝している間は問題ない訳ですけど
新規流入が鈍って淀んでくると、
賢い層しかいなくなっちゃう。(売る側から見ればスレた層)
市場も生態系と一緒で連鎖している訳で、
飛びついた人から虫を買って支える人がいなくなれば、
真っ先に飛びついてくれるファーストペンギンもいなくなって、
ショップ側もWD仕入れにくくなる訳で。
そのうち復刻リバイバル需要が出てくるんだけど。

昔、タラレギやスモールメガソマに飛びついた層が一気に冷めた時と
今の状況ってすご〜く似てる気がするんですよね。
もうちょっと古い話だと、
カラーアイや極太オオクワばっかのビッダーズを覚えてる方多いとおもいます。
エメラルドとかありましたよね笑
そういえば「悪貨は良貨を駆逐する」的な盛り下がり要素もありますね。
詐欺師出てくると盛り下がるんだよなぁ。

ここでやっと話戻しますけど、
この二極化の過程で、
割り食って消えていくのが二極化しない中間層なのかなぁと。
アンテ、グラン、クルビ、ゾウカブト。
前回紹介したラフェルトやトラグルスもそうですね。
みんな売れ筋に走るからこの辺誰もやんなくなって、
気付いたらいつの間にか入荷も絶えて飼育品も消える的な。
ゾウカブト系なんて何サイクルも回す人は極々一部で、大抵一度通過したらやらなくなっちゃいますからね。
全盛期から考えればまさかアンテやホペイがこの層に入るなんて思わなかったですけど。
 
何が言いたいかというと、
誰が悪いとか、
こうした方がいいとかいう話ではなくて
好きな種類は流行とか関係なく累代しておいた方がいいですよって話でした。
この辺採集における法規制の話とも似てくるんですけど、
飼育品だっていつ市場からいなくなるかわからない訳で。

現状ヤフオク見てるとアンテやゾウカブトもスゲー熱心な一部のブリーダーさんが
一生懸命一人で大量供給してるだけで、そういう人消えたらほんとすぐかもなぁと。

最近結構重なって見えるんで脱線してしまいました。
歴史は繰り返しそうだなと。
再度言いますが誰が悪いとかじゃないです。

ということで早いうちにもっかいインドアンテやりたいなぁ。
とか言ってるといつまで経っても虫が減らないという(_ _).。o○
…私はいつ飽きがくるかなぁと。