大型羽化が難しいとされているアラガールホソアカ。
1サイクル目は55.5mm。
2サイクル目は56mm。
3サイクル目は58.5mm。
 4サイクル目は60.7mm。

の続きです。

複数ライン飼育しているので、該当ラインに関する出来事のみ抜粋して掲載。
記事の便宜上5サイクル目として扱いますが実質的には4サイクル目と並行して走らせていたラインの一つです。


■2020年12月22日 産卵セット

手持ちの♀2匹に(親:StagbeetleJapanさん♂×SIN♀)に別血統♂を掛けてセット。


■2021年  2月18日 割り出し

16幼虫+19卵。
採れた幼虫は9匹厳選して自作マットへ。
ちなみに餌自体の配合や添加などは前回と変えてませんが、
このサイクルから飼育方法を変えてみました。

■2021年12月中旬 蛹化 羽化確認

9匹の内、4匹が♀、
容器を確認すると、♂も何匹か蛹化していました。

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中々良い感じ。
蛹体重を測ってみても前サイクルより進展が見られます。
こういう時データ貯めてて良かったなぁって思うんですよね。

既に早期で羽化している個体もいて、
そちらは59mmと比較的小型でした。

 

■2021年12月下旬 羽化

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先日蛹だった個体も続々と羽化。
前サイクルの時とは頭部のゴツさ加減がだいぶ違います。
歯型の話ではないんですが、
大型個体になると頭部の凹みや色の黒付きが、
小型〜中型個体のそれとは全く違ってきますね。
前回の60.7mmは割と感動して嬉しかったんですけど、
今見比べると(長寿でまだ生きてる)大歯というには少しおこがましかったかもしれないなぁと少し反省。

■2022年1月 個体紹介 前編

羽化後1ヶ月経過しましたので撮影&計測。

①♂63.5mm 
2021年12月17日羽化。
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遂に4代目レコードの62.2mmも超えてくれました。


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前サイクル時は目立たなかった小内歯と顎基部に発生する突起も確認できました。

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右顎だけちょびスーパー大歯。

ちなみにアラガール、上の蛹の画像もそうですが、
蛹時にスーパー大歯に見える個体でも羽化するとまず突起消失します。
おそらく大型個体だとみんなスーパー大歯風の形の蛹になって、
逆に突起のない大型蛹はいないんじゃないかな??(母数が少なくて確定ではありませんが)
確かにぬか喜びしちゃうよなぁこれは。

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ちゃんとガングロなってきましたねぇ。

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続いて二番目。

②63.5mm。
2021年12月23日羽化

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こちらも同じ63.5mm。
先ほどの個体より蛹で1.5g程重かったので、
64~65mmを期待したんですけどねぇ。
他の方の飼育記やSNS、ヤフオクの過去ログなどを見ていても
やはりこのあたり(62~63mm)に壁があるように感じます。
 
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その分幅に出てくれたようでナイスゴツさです。

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ちなみにこの個体の方が先ほどの個体より、
スーパー大歯的な蛹をしていたのですが左右とも完全に突起無し。 

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③♂59mm
2021年11月下旬〜12月上旬羽化

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前回確認時に既に羽化していた個体。

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60mm前後だとまだのっぺりしてるんですよね。
頭のヒサシもデカイ個体は中央部分がポコッと凸るんですけど、
この個体はなだらかに山になっているだけです。(上2匹と比べてみてね)

④♂58mm
2021年12月17日羽化
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う〜ん、やっぱのっぺり。
でもこの個体蛹で5.09gしかなかったんですよね。
中々の還元率でございます。
他の蛹の個体もそうですし、もっと言うと他種でもそうですが、
最近は同じ蛹体重でも大きなサイズの個体が羽化してくるようになりました。
う〜ん「余力」ですよやっぱり。

■2021年12月 でっかい蛹でてたんだべ

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アラガールやってる人だと蛹で大体の大きさわかると思うんですよ。
顎の根本〜最大内歯までの距離だったり、
頭の凹み方(+ヒサシの出方)だったり、
湾曲だったり。

いや〜蛹見た時にまじフォルスターのボトル開けたかと思ったもんね。
フォルスター飼ってないのにね。

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飼育している人にとっては
この角度の方が「う〜んこれはデカイ()」って伝わるかもしれないですね。
(スーパー大歯のことを言いたいんじゃないですよ)

前蛹の時からデータ捕捉していまして、
63.5mmの2匹に比べても、
文字通り桁が違う重さだったのでちょっとワクワクしてたんですよね。


■2022年2月某日 レコードオーバー羽化

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飼育あるあるだと思うんですけどね、
羽化してこの体勢になった時にですね、
前胸+上翅の長さを軽く測るじゃないですか。
大図鑑旧図鑑その他引っ張り出して野外レコードとかと比べるじゃないですか。
もうね、その時点で確信でした。

ちなみに2006年発売の吉田賢治氏の成美堂ムックが
見開きで大型個体が沢山掲載されていて一番参考になります。
(マンディブラリスとタランドゥスの表紙のムック本)
スーパー大歯、
スーパー長歯、(内歯が前向くやつ)
太型細形、
顎基部突起型、
小内歯多数型など。

ちなみに私今まで「スーパー大歯」って吉田賢治氏の造語だと思ってたんですけど、
正しくは小森氏提唱だったんですね。(『BE-KUWA62号』より)



蛹も重かったんですけど、
それ以上に還元率も良かったのか
想像してたより大きく羽化してくれたみたいです。

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なんだこの頭部は。
なんだこのボコボコは。


『殺し屋イチ』って国民的人気漫画あるじゃないですか。
もうね、高山さんの気分だよね。
老人だと思ってたジジイの服の下がステロイドで筋肉ゴリゴリなことに気付いて動揺するシーン。(7巻)
(好きな漫画の一つなのですが過激描写につきお子様は読んじゃダメです。)

ちなみにまだ正確なサイズは私も知りません。
縮みを考慮しても、頭起こさずに余裕を持って超えてるので、
とりあえず祝レコードオーバーでございます٩( ᐛ )و

飼育レコード応募のレギュレーション的には
レコードオーバーが出たことについて触れるのは何も問題ないのですが、
普段だったらブログに掲載せずにしれっと黙っていられたと思うんですよ。
やっぱちょっと楽しみ半減しちゃうじゃないですか。

でも今まだ2月じゃん、
レコード号まで9ヶ月もあるじゃん
ってことで中途半端な記事になってしまいましたが、
思わずブログ更新でございます。

冒頭でも述べたように、複数ライン並行して走らせているので、
この個体が2番手3番手に下がってきた段階で
いつものようにしれっとヤフオクなり出すかもしれませんが…。


いや〜、
2016年にWILD♂62mmを買った時にですね、
「デカイのから始めたら親超えなんてできね〜」とか思ってたんですよ。
毎回毎回このサイクルでやめよっかな〜なんて思ってたんですが、
フォロワーさんから幼虫買って〜の、
オスメス融通してもらったりし〜のでグダグダ続けて今に至るわけです。
感謝しかございません。

幸運なことに毎サイクル順調に自己ベストが伸びてきているので、これは例の和田曲線乗ったでしょもう
野外レコード超え75mm目指して今後も頑張りたいと思います。
今回先代の4代目レコード超え62.2mmが目標だったはずなんですけどまさかの飛び級で現レコードぶっこ抜きでございました。
今サイクルの伸長は中々のもので
毎年2mmずつ伸ばすはずが、
いつものガバガバ計算だと次サイクルで80mm弱なんですよね。
んな馬鹿な話あるわけないんですが。


3ヶ月遅れで走らせているもう少し温度を下げたラインと、
既に同じ血縁内で幼虫が採れていて
そちらもボトル投入済なので
もしかするとそちらの方でもっと大きな個体が出るかもしれませんし、
今年レコード登録されるかもまだわかりませんが、
これは本当に嬉しい個体の羽化でした。

みなさん飼育についてが気になるところだと思うんですけど、
個人的にアラガールについては素直な虫だと思っています。
一般的に考えられている「こうしたら大きくなるだろう」というポイントポイントを外さなければ
あまり裏切らずに大きくなってくれる虫という印象です。
ただ本種は超低温でも耐えるし育ってしまうところが逆にトラップ的でイヤラシイかも。
他種みたいに合わない時は死んだり成長止まってくれればわかりやすいんですけどね。悪い言い方ですが。



人と比べてどうこうというよりも自己ベスト更新はいつも嬉しいものです。
4年前から私のアラガールのブログ記事を追って読んでくれている読者の方がもしいましたら、
少しでも感動が伝わっていれば幸いです。









ということでいつものセリフいいですか?











…いいすか?





どなたかメスください。
 





以下飼育データ&メモ。

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